こんにちは。まーやです。10月20日からアメリカはサンフランシスコに飛びまして、Oracle Code One 2018 に参加して来ました。各セッションの細かい感想はさておき、とりあえず楽しかった報告をしていきたいと思います。
10月20日
日本出発。同日アメリカ着。今回は初お一人様フライト。入国審査で超並ぶ・・・というTwitterを見かけていたんですが、少しも並ばずあっという間に入国完了。バッグが流れてくるベルトコンベアが動き出すよりも早く荷物引き取りエリアに到着しました。時間帯によるんですかね。
空港と市内をつなぐ電車BARTも初お一人様乗車。ClipperというSuica的なカードにお金をチャージするのが激ハードル高い。
土曜日は特に予定がなかったので、The Walt Disney Family Museum に行きたかったのですが、体力的に断念。ホテルチェックイン後@ooyama さんと合流して海辺をお散歩することに。
ちなみにホテルはこの日のみPickWickホテル に宿泊しました。元々はこの次の日から宿泊するhotel fusion に宿泊の予定だったんですが、2日前にExpediaでセールになっていて安く手に入ったのでhotel fusionを1泊キャンセルして PickWickに宿泊変更しました。5000円くらい節約できました。会社に申請して参加される方はあまり関係ない(というかむしろ経費精算や経費申請が面倒になるのでオススメしない)ですが、個人で行かれる方は事前に部屋をキープしつつ直前のセールはよくチェックしておくと幸せになれます。
10月21日
今年は月曜日からイベントスタートと去年よりも短い日程だったため、21日も予定フリー。この日は(少しお寝坊しつつ)PickWickチェックアウト、Fusionチェックインをして@skrb さんと @ooyama さんと一緒にmissionまでブランチしに行きました。
フルハウスの撮影現場も行きましたよ。
で。一旦お二人とお別れして、私はpowellに戻りました。超絶スーパーでお買い物タイム。大好きTrader Joe’s。その後毎年JavaOneの最終日に行われていた蟹ONEイベントに参加。美味しいサンフランシスコ名物のタンジネスクラブをもぐもぐしながらたくさんの日本からの参加者皆さんと交流をしました。普段はあまり交流のない日本の方とも仲良くなれるのも醍醐味です。
10月22日
Oracle Code Oneスタート。
この日聞いたのは下記のセッション。
- Ten Common Mistakes Made in Functional Java
- Contributing to the Mission Control Open JDK Project
- Securing Serverless – By Breaking In
- Java in a Serverless World with the Fn Project
- The Future of Serverless Is Now: CI/CD for the Oracle Fn Project
- Keynote: The Future of Java Is Today
個人的に勉強になったのは「Ten Common Mistakes Made in Functional Java」。Java9以降のStream APIの書き方とか、丁寧に良い例・悪い例を交互にコードとdemoを交えながら話してくれたのでとても聴きやすかったしわかりやすかったです。
Mission Controlは・・・なんかすごい、くらいしか理解できませんでした・・・(え
keynoteについてはこちらの記事がよくまとまってるのでぜひ。
https://gihyo.jp/news/report/01/oco2018/0001
ツイートがkeynoteのスクリーンに表示されるなどしました。
この日の夜はJCP Party というJavaのコミュニティナイトパーティがありました。このパーティでJJUG Tシャツとステッカーをばらまく、という任務を遂行して来ました。JJUGのTシャツはDuke君がでっかく印刷されているのでとても人気があります。翌日からのカンファレンスでもJJUG Tシャツを着てくれてる人がちらほらいて、とても嬉しかったです。頑張ってこ。日本。
JCP PartyにもDuke君が出現しました。
10月23日
イベント2日目。朝は8:00スタートでした。そしてこの日の最終セッション終了時間は21:15(ちなみに私が参加したセッションは21:45くらいまでなんやかんや会場を出なかったw)。期間中一番長い1日でした。
- Oracle Women’s Leadership Developer Community Breakfast
- Three Productive Ways to Use Open Source Java Flight Recorder and Java Mission Control
- Serverless in Depth
- Modular Development with JDK9 and Beyond
- Operating a Global-Scale FaaS on Top of Kubernetes
- Maximizing the Value of Municipal Open Data APIs with Low-Code Development Tools
- Keynote: Oracle Code One
- Bytecode Manipulation with a Java Agent and Byte Buddy
- Women Bridging the Tech Chasm
keynoteとその前のセッションが時間がかぶっていたので、keynoteは途中から参加。一番最後のパネルディスカッションはとても良かったです。その前のOracle Cloudのサービス紹介系の内容のところはもうちょっと見せ方を変えれば良かったんじゃないかな・・・
一番最初のセッション(?)は朝ごはん付きのもの。Marriotの最上階というおしゃれなとこで女性向けのイベント開催でした。
この日は夜一番最後にも女性エンジニア向けのディスカッション(Women Bridging the Tech Chasm)があったんですが、このディスカッション、いつの間にか私もスピーカー扱いになっていて、しどろもどろで英語で自己紹介したのは今となっては良い思い出・・・。アメリカ、メキシコ、グアテマラ、トルコなどなど世界各国のセクハラ・パワハラ事情とか、男性雇用者側のお悩み相談を女性エンジニアスピーカーたちが猛烈に答えていくセッションの雰囲気とか、日本にいるだけでは得られない貴重な体験をしてきました。私からは(その時の場の流れで)日本の保育園満員問題を少しだけ(本当に少しだけ)お話しして来ました。
世界各国、女性が集まるとおしゃべりが止まらない!セッションも伸びる!帰り道もずーっとみんなでおしゃべりしながら帰宅しました。
個人的な感想としては、朝食にもディスカッションにも1-2割くらい男性が混じってたのが良いなと思いました。最近の日本でも大きなカンファレンスの中でジェンダーとかダイバーシティのセッションがあったりしますが、あーゆーセッションは女性はもちろん男性も聞いてみるとなかなか面白いと思います。ぜひ聞いてもらいたい。
ちなみに↑のツイートの写真の中の赤いジャケットを着た女性はJJUG CCC 2019 Fall で LT登壇いただきます。CJUG(シカゴJUG) の運営の方で、コミュニティkeynoteとかにも登壇されてる方です。お楽しみに。
10月24日
個人的に面白いセッションが一番集まっていた日。単純にやっと自分の耳が英語に慣れて来たからだけかもしれないけれど・・・。
- Why Java and the JVM Will Dominate the Future of Mashine Learning, AI, and Big Data
- Full-Stack Reactive with Spring and Angular
- Go, Java, Go!
- Applying Enterprise Integration Patterns to Serverless Java Functions
- Delivering Developer Tools at Scale: Microsoft Azure and Oracle Cloud Perspectives
- An Experience with Using Java with Kubernetes for Microservices
- Keynote: Groundbreakers: the Code Avengers
朝一番に取った Why Java and the JVM Will Dominate the Future of Mashine Learning, AI, and Big Data は、MLとかAI, BigDataが流行ってるけど、Javaがそれらに対してどういうライブラリを提供しているのか、それらに対応するためにどんな機能がJava9以降追加されているのか、と言った内容で、すごく綺麗にまとまった内容でとても良かったと個人的には思っています。これ日本語でも聴きたい〜。
Full-Stack Reactive with Spring and Angular はそんなに難しい話をしていない…. いや違うないつも日本で聞くSpringの Reactive系セッションが高度すぎる… そんな感じのセッションだったんですが、セッションの進行が上手で引き込まれるセッションでした。
午後はMS系のセッションを3本連続で拝聴。OracleのイベントでMSの人のセッションがこんなにあるってすごい世の中になりましたな・・・と改めて実感しました。そういえば↑のSpring+Angularの方はOracle Developer Champion であり、Microsoft MVPであるというツワモノだったりしました。
この日のラストセッションは毎度恒例 学芸会 コミュニティkeynoteです。今年はアベンジャーズ仕立てでアメコミ感満載でした。紫Dukeを元に戻すのだー!
Java FXの3D作画機能を使ったDemoは面白かったですよ。他のdemoよりdemoタイムが短かったんだけど、むしろこの機能をもうちょい長めにやってほしかったよw
1日目のJCP Partyで配りきれなかったJJUG TシャツをこのコミュニティKeynoteで最後ステージから投げてもらいました。JJUGの存在感よ。
その後AT&Tパークに移動して、毎年恒例ライブを拝聴しました(すみません途中で飽きてしまって帰りました)。ここでは無限ビールと無限ホットドックができます。
10月25日
イベント最終日。
- Use Your Favorite Language in the Cloud with Serverless and FaaS
- More Java Community Insider Secrets
- Project Panama’s Foreign API
- Practical Library Design: Lessons Learned from Twitter4J
- Serverless Java: Challenges and Triumphs
- GraalVM: Vision and Roadmap
Oracle Code One期間中にDuke’s Choice Awards 2018 を受賞した @yusuke さんのタイムリーなセッションとかにも参加したりしました。長い間ライブラリを提供し続けるってすごいよね。
More Java Community Insider Secrets では、昨日のCode Avengersの一人であるcaptain America が登壇してました(話している内容はいたって真面目でした)。 @javaのヨランダさんによるTwitterアカウントの運用の重要性やtips(写真を自分本人の写真にする、bioは何をしている人なのかわかりやすく書く、固定ツイートの使い方etc.)を聞けて豆知識が増えました。
全部のセッションが終わった後はスティーブンのおうちにお邪魔してBBQホームパーティに参加しました。ブラジルのメンバーがブラジリアンBBQを担当、日本のメンバー(主に @cero_t さん)でたこ焼きを担当、みたいパーティでした。おうちも広い、庭も広い、お外で騒がしくしてもご近所さんに怒られない。いろんな国の人とおしゃべりできてとても楽しかったです。お肉もたこ焼きもとても美味しかったです。
FaaS/Serverless全体的に
イベント期間中全日通してFaaSやServerless系のセッションを聞いて回っていました。
Fn Projectに関してはこんな感じ。
去年も同じこと言ってた割に全然やれてないですが、Fn Project自体にはとても興味があるので、11月のイベントラッシュ&CCCが終わったらいじっていきたい・・・
マルチクラウドでFaaSしていくには、という視点は普段いろんなクラウドを触ってる自分に取って興味ふかい内容でした(結果的には「まーそうなりますよね」って感じのアーキテクチャがほとんどだったのですが)。来年以降はこの手のテーマはもう少し事例的にも手段的にも数が増えていくと思うので期待していきたいところです。
FaaSとServerlessの単語の意味がごっちゃになってしまっているまま話をしているように感じるセッションが中にありました。そこをごっちゃにしちゃうとそのあとの話がよくわからなくなってしまうことがあるので、(少なくとも今の段階では) 毎セッションごとにきちんと言葉の定義を振り返りつつ注意しながら話を進める必要があるのだな・・・と思いました。今後もしかしたらこの辺りの入門セッションとかやることになるやもしれぬので肝に命じて生きたいと思います。
その他雑談
去年よりも1日少ないカンファレンスは、とってもとっても短く感じました。物理的にも短かったんですが、それ以上に充実してたからというのもあるかもしれません。二年連続参加すると、お友達がぐっと増えるな〜というのが一番大きな感触。去年初めてお会いした方々に顔を覚えていてもらっていて、ぐっと仲良くなれた気がするし、そこからまた新しい人を紹介してもらってまた輪が広がって・・・というのを肌に感じた1週間でした。
去年英語が全然聞き取れない&話せないのが悔しくて一年間地味にゆっくりこっそり英語の勉強してたんですが、文法や語彙力はほとんど伸びてないものの、「とりあえず何かレスポンスする」という度胸だけは伸びたのではないかなと思いました。一回で聞き取れなくても、何かレスポンスして会話をなんとか繋いでればそのうち「あぁさっきこういうこと言ってたんだな多分」って推測ができるということも学びました。現地で。とりあえず何かしらレスポンスする戦法は有用でした。
仲良くなった方に「Jfokusおいでよ」って誘っていただいたので、近々行きたいな〜などと思案中です。CfPもね・・・次回は頑張って見たいと思いますよ・・・!とりあえず出すだけでも!
超余談ですが、今回ネイルをDuke君にして行きました。細かいとこですが、こういうことやると自分自身がテンション上がるよね。ディズニー行くときはミッキー入れるしJavaならDuke君を入れて行くのです。楽しい。
なんとなく大人数な日本人が写ってる写真ツイートを最後に置いて終わりにしたいと思います(ハッシュタグ#JJJUGになってるけど〜)。ではまた。
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